視力回復

レーシックの失敗の詳細

レーシックの失敗という事で思い出されるのは、不衛生な環境下で手術を行ったことによる合併症、角膜感染症です。
以前日本国内でもあるクリニックで施術を受けた多くの方が角膜感染症にかかってしまい大きなニュースとなりました。
ただこのクリニックの場合、異例です。
不十分な検査、劣悪な衛生状態という手術を行うための基本的な要素が完全に欠如した医療機関とは言えないクリニックが起こした問題です。

どのクリニックも手術を行う事以前に、目という部分の治療を行う医療機関ですから、衛生、清潔という事には徹底した配慮を行っています。
特にレーシックの場合、病気によって治療を受けにきたという施設ではなく、視力をあげるための施設ですからよけに気を使っているでしょう。
レーシック専門クリニックに行くと他の病院等よりもずっと衛生的と感じる方が多いはずです。

こうした特殊な例ではなく、その他の失敗といっても失明に至るという事はありません。
例えば、目標とする視力に届かない、リグレッション(施術後の視力の戻り)などがレーシックに失敗の中に入りますが、この場合も再手術を行う事で希望する視力を得られるようになりますし、この再手術などに保障を行っているクリニックも多数あります。

このほか、失敗の中に含まれるのが過矯正です。
レーザーの効果というのは受ける方によって違いがあり、レーザーの効果が出過ぎた場合に過矯正つまり遠視化という状態になる方がいます。
一般的に3ヶ月程度経過すれば過矯正が修正されるといいますが、修正されない場合には、やはり再手術を行う事になります。

レーシック失敗というと、こうした再手術が必要になる方、また副作用的な問題が長く継続する方に対してで、失明や重篤な視力障害となるような失敗例はありません。
眼科医、眼科の医療機関として然るべき衛生状態を維持し、院内感染を予防するガイドラインなどを設けている施設であれば、レーシックによって致命的な失敗とならないはずです。


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