視力回復

レーシックで視力回復する

多くのスポーツ選手、タレントやモデルさんなどが施術したことで有名になったレーシックは、「Laser in Situ Keratomileusis」というものです。
このレーシック施術は熱によるダメージが少ない特殊な医療用レーザーを利用して行う手術です。
簡単に説明すると角膜を削り光の屈折を変える手術ですが、どのような原理なのでしょう。

角膜は目に入ってくる光を屈折させるというカメラのレンズのような役割を持っています。
この角膜に入ってきた光の屈折が強すぎると網膜の手前で像をとらえることになるため、遠くのものがぼやけて見えます。
これが、近視という状態です。
角膜の内部を削り、光の屈折率を調整することで、網膜で焦点が合うようにするのが、この施術です。

近年、大きく知られるようになったこの手術ですが、実は、角膜の内部を削るという事に関しては、戦前から医療分野にあった技術でした。
ただ当時は、角膜表面を切り取り、それから削るという工程で行っていたため、後に角膜表面を戻し、縫合するという必要があり、角膜の混濁などの重篤な副作用的問題があったのです。

現在は、レーシックの最大の武器ともいうべきフラップ技術が誕生し、わざわざ角膜を一度切り取り表面を削り再び戻して縫合するという面倒で、リスクの高い手術をしなくてもよくなったんです。
また、フラップというのは、角膜の表面を薄くスライスし、それを蓋にする技術です。
フラップを作りその空いた状態でレーザーを照射し、再びフラップを閉じればいいのですから、以前とは比較にならないほど、手術へのリスクも時間も改善されたのです。

戻したフラップは吸着されて自然に元に戻ります。
縫合の必要性もないので、患者さんへの負担も少なく、リスクも大幅に減らす事に成功しています。
現在はこのフラップをコンピューターが作成するという方法をとっているところが多く、「医者の腕」でフラップの良しあしが決まるという事もなくなり、安定的でさらにリスクの少ない施術が可能となっています。
気になるレーシックのデメリットについての記事も参考にご覧ください。


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